ヤンキーであることを公にすることなんて、できない。 あたしはヤンキーであること、間違いだと思ってない。 「……よし、行くか」 今日もまたメガネをかけて、地味子を演じる。 毎日の日常をこうして送るあたしは、毎日が冒険なのだ。 「大丈夫、大丈夫。きっと大丈夫」 昨日のことはバレたりなんてしてない。 もう金髪じゃなくなったし、平気だと思いたい。