あたしはカバンを放り投げて、向かって来る奴らの襟元を掴み、思いっきり投げ飛ばした。 「うぉーりぁあああ!!」 「っ!?な、なんだこの女……⁉」 「つ、つええー!!」 思いっきり投げ飛ばしたせいで、カツラが外れてしまい、あたしの金髪の髪があらわになった。 「あっ、やべぇ。カツラが……!!」 しまったっ……!! 「はっ⁉か、カツラ⁉てかき、金髪かよ⁉」 「自慢じゃないけど、あたし、ケンカじゃ誰にも負けたことないんだ」