「……ありがとう、ございます」
「まぁ、寒い季節には温もりをってコトで」
流星はそう言って肉まんを口にして、「うまい」と言った。
「……どうして、僕のコトなんか気にかけてくれたりしたんですか??」
そう聞かれたあたしは、こう答えた。
「……お前の顔を見た時、ためらってる顔をしてた。もしかして、自分の意志じゃないのかもって思ってな」
「……そのとおりです。僕、イジメられてて、さっきも万引きしてこいって言われて、それで……」
「なんだそれ。ひどい話だな」
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