「生徒会長に、もし嫌われたとしても、あたしは絶対にそばを離れません」


「………ああ。おまえは危なっかしいし、手が出るのが早いから、そうしてくれると助かるよ」


「な、なななっ!!」


「冗談だ。帰ろうか??」


「………はい。帰りましょう」



あたしは生徒会長と隣を並んで歩き出した。


そのまま無意識に、指を絡めて歩く。


これが、幸せと言うのか。