「……ほのか、少し落ち着けよ」


葵はあたしの肩をトンと叩いた。




「……ほのか、ごめん。たしかにそれは俺が悪い。そのせいでほのかを悲しませたんだから」


「ふざけんな!!!!今さら開き直ってんじゃねぇよ。……アンタにはあたしの気持ちなんて、きっと一生かかったってわからねぇよ」


「自分勝手だってわかってる。でも俺は……」