「……え??」


伏せていた顔を上げた瞬間……。




ちゅっ


生徒会長の唇がふいに重なった。




「……え??」


あたしはただ目をパチパチさせるしかなかった。




「アメリカへ留学するのやめにする」


「っ!!!!」


「だってあんなに泣かれたらさすがに"留学する"なんて言えねぇじゃん」