あたしは涙が止まらなかった。


いくら泣いても涙は全然止まらなくて、ただ生徒会長が"留学してしまう"という事実を受け入れたくなかった。




「ヒックッ……生徒会長のバカッ」


「ごめん」


「なんで一人で勝手に決めちゃうの??……あたしは彼女なんだから相談くらいしてくれてもよかったじゃん!!!!」


「……そうだよな。ごめん」