「……それでねぇ」


「…………」


「……ねぇほのか、聞いてる??」


「え……??」




あたしは亜結美の言葉で我に返った。


亜結美が不思議そうにあたしを見つめる。




「……どうしたの??さっきからボォーッとして」


亜結美が呟いた。




「……ううん。なんでもない」


あたしはお茶を飲んだ。