「ありがとう。……生徒会長」


「……ん」




生徒会長が優しく頭を撫でてくれる。


……その優しさが、無性に心地よかった。




「あたし……ヤンキーであることに誇りを持ってるんです」


「え??」


「世間一般の人から見たらヤンキーなんて悪いイメージでしかないけど、それでもあたしはヤンキーであることに誇りを持ってるんです」