「松井さん、これもお願いねぇ」


「えっ……あっ、はい」




あたしは大量のプリントを受け取り、資料室へと向かった。


……もう、ちょー重い。




あたし、松井ほのか。


普段はメガネを掛けて地味系の女の子を演じているけど、それにはある理由があるから。




ガチャッ


資料室の鍵を開けて、中に入った。