「え?!キスしたの?しちゃったの?!」


「ぎゃぁーーー!!言わないでぇ!!」



一足早く幼稚園に着いていた真穂にひそひそと話した



「し…してないよ。電話来たから…」


「ああ…森谷さんだっけ?ちっ、邪魔が入ったか」


「…真穂」



準備運動をしながら、真っ赤になりながら話す私



さっきから秋兄の顔が見れない


ちょっと遠くで森谷さんと話す姿が横目に入る



「なんかすっかり打ち解けてるよね、あの2人」


「うん…。なんか楽しそうだね」



真穂につられ、ちらっと秋兄の背中を見つめた



楽しそうに笑う森谷さん、秋兄も普通にしゃべっている



私はさっきの出来事でハンパないくらいにドキドキして、まだ心臓が痛いのに…



秋兄はいつもと変わらない



やっぱりまだまだガキんちょだな…