【‥要side‥】 流騎から楽譜を貰って、音楽室へ行く。 次のコンクールのための練習だ。 「…眠い」 昨日、小説読んでたら、 いつの間に朝になってた。 「……ん…?」 目の前から、凄い格好の女が来てる。 あ。 ……ちびめがねだ。 下に俯いたまま大股でこっちに歩いてくる。 ……俺の存在に、気付いてないみたい。 俺は足を止め、ちびめがねを眺める。 来る……。 …来たっ。 「うわっ!」