有弥がいなくなって一年。 今日は久しぶりに有弥が帰ってくる。 朝から大忙し。 お昼までには着くみたいだからお昼ご飯も作った。 ピーンポーン ピーンポーン―…。 チャイムが鳴り響いた。 「有弥がきた!」 嬉しくなってドアまでダッシュ。 ドアを開けると 笑顔の有弥がいた。 「ただいま」 「有弥!おかえり」 有弥に飛びつく。 有弥に触れる感触はなにも変わってなかった。 でも少し大人になっていた。