そう言って、私の腕を引っ張り、颯爽と生徒会室を出た。 「え!?ちょ!!」 陽の背中を見た。 いつもと変わらない。 でも、どこか違う。 あの言葉は宣言で、挑戦状だったんだ。 いつの間にか人は成長している。 この時、陽はひとまわり大きくなっていたんだ……