その時、いきなり隣に座っていた陽がいきなり立ち上がった。 「ど、どうしたの、陽?」 「糞がっ……!!」 「え?」 陽は勢いよく教室の戸まで行く。 意味が分からない。 みんなの思いは同じだった。 でもこれだけはわかる。 陽は今、怒っているんだ。