なんだろう? 「頼まれた資料収集しておいてあげたぜ〜」 「おう、ありがと」 ちゃっかり先輩(3年生らしい)にタメ口。 「で、何?資料読むの面倒だから要約しての口で言って」 おい! ……でも、資料ってなんの資料? 疑問に思っていると啓さんは喋りだした。 「名前、『桐原 天』」