屋上に着いた。 少し開けて覗くとやっぱり陽がいた。 扉を開けて中に入る。 陽は気づいたらしくこっちを見てきた。 「何か用?」 機嫌の悪さは延長していた。 平静を装いながら 「別に〜。ただなんとなく授業が受けたくないだけだよ」 と答える。 陽はニヤニヤしながら 「お前がサボるなんて意外じゃん」 と言った。