けれど陽は意外にすんなり退いた。 「早く着替えろ」 「え?あ、うん」 よかった…… あ、でも 「さっきの『付き合っている』ってのは冗談だよね?」 「当たり前だろ?何?その方がいいの?」 ムカつく! 「でも、なんであんな嘘ついたの?別に本当のこと話せばいいのに」 すると陽はクスクスと笑った。