しばらくすると、さっきまで何か書いていたルーズリーフを私の前に出してきた。

「これ何??」

「その問題の答えと裏は天宮が解けなかった部分。とりあえず、これを移して先生に提出したら??」

ルーズリーフには細かく一問一問の解説が書かれていた。

「一ノ瀬くん ありがとう!!」

お礼を言い書き写していると・・・。

「なぁ、海と仲良くなったの??」

急に質問された。

「うん。海君って面白い人だよね」

そう言うと、またギィーって音がし見上げると、唇に柔らかい感触が・・・。

「じゃあね。また明日。日直日誌出しといて」

そう言い、一ノ瀬くんは帰ってしまった。

私、一ノ瀬君にキスされたんだ。
どうしよぉ~。