佳奈さんがすこし考えた顔をした後、

「田中さんじゃなくて、佳奈って呼んで?

これから一緒に活動するんだからw」

と笑顔で、答えてくれた。

「わ、わかった。・・・佳奈。

それじゃあ、私も千春って呼んで?」

と質問してみた。

「もちろん。じゃあ千春、よろしくね!」

と明るく挨拶した後、

佳奈は、席に戻っていった。

さずが佳奈・・・さん。

みんなに頼られてるのがよくわかるょ。

尊敬しちゃうなぁ・・・。

「・・・どうしたの?笑顔になってw」

と横から声がした。南くんだ。

「ぇ、なんでもないよ・・・。」

と少し両手を左右に振りながら答えた。

だけどそんな私を見て、

南くんは笑顔でこう答えた。

「でも、笑顔になってくれてよかった。

正直、嫌がってるかと思ってたし。」

そんな言葉を聞いて

1番驚いていたのは私だった。

実際は嫌なのに・・・さっき、

佳奈さんと話をして

そんな気持ちもなくなっていた。

不思議・・・。なんでなんだだろぅ?