それから数分後、学校に着いた。

なんか、みんなの視線を感じるような気がするなぁ・・・。

それは的中していたらしい。

みんながひそひそ話していたからだ。

「千春って彼氏いたんだ。」

という話が耳に入ってきた。

ぇっ・・・?と驚いていると南くんが

「どうしたの?」

と心配してくれた。

「なんでもないよ。」

なんか・・・みんなに勘違いされてる^^;

ちょうど南くんを見たときに、

姫香が視線に入り、こっちを見ていた。

「ひ、姫香おはよ。」

と手を振って、姫香の方に走って向かった。

姫香は驚きながら

「お、おはよ。」

と挨拶してくれた。

それから、南くんと別れて

姫香と一緒に教室へ向かった。

教室に入ると

「なんで・・・南くんと一緒に登校してたの?」

と姫香に聞かれた。

しばらく考えてから

「ぅーん・・・たまたまだよ。」

と姫香に答えた。