先生のお望みのまま


「お前もいい夢を見つけろよ。大きな夢じゃなくていいんだから。」



その声が優しくて、困った。


「あ、あ、あ、あの…」



「ん?」




ひぃ〜!その声やばいぃ〜!抱きついたままのせいか、胸に直接響いてドキドキがバクバクする〜!何か言わなくちゃ。えと、えっと、あの…



「あぁぁ、あの、猫。そう猫ちゃん!ミミちゃんお元気でお過ごしですか?」


あわわ…何で手紙みたいになってるの〜?




ゴクセンのクスッと笑う振動で更にカーッと頭に血が上る。



「それが…」





え?