先生のお望みのまま


「オッケー!お茶する?カラオケ?買い物ツアー?」


「ここはひとつパーッとカラオケだ!美声を披露してあげよう!」


あはは〜?杏華ちゃん音痴じゃなかったっけ?




杏華ちゃんと私は、それから歌って踊って大騒ぎした。

「あ〜歌った歌った!」


「杏華ちゃん声かれてるよ〜。変な声。喉かわいたからお茶しよ。」



お店を変えて向かい合わせに座ると、余計杏華ちゃんの曇った眼が気になる。杏華ちゃん、今日はちっとも心が笑ってないね。