「標本に…それはいいかもしれない。これだけ大きいから学校一ということにして、いっそアルコール漬けで…そうしたら、改めて校長の許可と容器を買いに行かなくちゃいけないし…」 ブツブツ言い始めたロウちゃんを刺激しないように、仔猫を抱いた私達はそ〜っと生物室をあとにした。