「おい、悪いが起きてくれ。」 軽く肩を叩かれて、ハッと目が覚めた。 あれ…猫ちゃんにつられてうたた寝しちゃったんだ。 って、あれ? 猫ちゃんは…? キョロキョロと辺りを探す私に 「いないんだ。」 と、ゴクセンがボソッと呟いた。 ……え?いない? ど、どうしよう…。