今度はヒタリと張り付いた手の平がさわさわと動き出した。 ひ、ひ〜。 ど、ど、どうしよう…。 誰? 後ろを振り向いて、もし目が合っちゃったらどうすればいいの? 体はこわばり、ギュッと目を瞑った。こ、怖い〜。 「おい!」