涙を拭きながら、ゴクセンがこっちを向いた。 あれ、さっきの後遺症? ちっとも怖くない。 「いや、まぁ俺の言い方が悪かったか…てか、俺が全然OKって熱烈な言葉、教師になって初めてもらったぞ。」 「あぅ〜そこはスルーで…」 まさか本人に向かって否定できない。かと言って肯定もできず、また冷や汗かいちゃうよ。 「そっか。ゴクセンか…」 「えっ…」