「じゃあ、ちょっと付き合え。良いとこ連れてってやるから」 「…ホテルじゃないでしょうね」 「阿呆。人を輩みたいに言うな」 輩に見えるんだもん。 「ほら、早く」 私は言われるがまま、自転車の後ろに乗った。