スタッカート

コンサートが終了して外に出ると、出口でプレイヤー達が挨拶に出て来ていた。


「お嬢、ペンある?」


「あるに決まってる」


私は二本持ってきていたペンの一本をウェーバーに渡す。


ペンを受け取ると、ウェーバーは一目散にキーボード奏者の元へ走って行った。


へぇ、あの人好きなんだ。


私もサックス奏者の方へ向かった。