「それでこそ御嬢!頑張ろうな!」


「うん!!」


「おーい!帰るぞー!」


真澄さんに呼ばれて、私達は駆け出した。


夢にまた一歩、踏み出せたと思った。


車の前まで来ると、大地がポツリと「好きだ」と言った。