お姫様抱っこなんてされたこと初めてだし。 男の子にあんな風に助けられたことも初めて。 恋くんにはドキドキさせられることだらけだよ。 ~♪~♪~♪ 着信が鳴る。 「はい、蜜子です」 『蜜子?今日、【大森】からオーディションの誘いが来てるのよ。だから今からこっちに来れない?』 「今からですか。…はい、じゃあ行きます!」 『恋くんも連れてきて。じゃあね、蜜子♪』 社長さんの南さんはすっごく嬉しそうに電話を切った。