『キリト!』 「分かっている!」 そんなどちらに転ぶとも分からない戦場で、百合が搭載された人工知能搭載ギア『紅薔薇』は、まるで荒れるように、敵を破壊していた。 いや・・・荒れるように・・・ではない・・・・実際に荒れていたのだ。 そうしないと・・・・・・・殺されるから・・・・。 死にたくなければ、殺せ・・・・。殺したくなくなければ、死ね。 戦場にある選択肢はこの二つだけである・・・。