・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
「そんなこと・・・・。」
『お願い・・・それが、私の最後の願い・・・もし、私を愛しているのなら、かなえて欲しい・・・。』
愛しているから殺して欲しい・・・・・・。
好きだから・・・殺して欲しい・・・・。
キリトのために・・・。
自分のために・・・・・。
「できないよ・・・。」
できるはずがない・・・。
クリスマスには奇跡が起こるといった。
だけど、これが奇跡だというのなら、あまりにも・・・・・・。
あまりにも・・・・・・・・。
『お願い・・・・・』
百合の言葉で動けなくなる。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
『・・・・・・・・・・・・・・。』
「・・・・・・・・・・・・・。」
『・・・・・・・・・・・・。』
それから、どれくらいの時間が流れただろう。
俺から口を開くことは無かったし、もちろん、百合も口を開くことは無かった。
そして・・・。


