「うーん、複雑だねぇ、親としては……」 おじさんは渋い顔で腕を組んだけど、私に答えるのを拒絶した風には見えなかった。 安堵しつつ、おじさんの口元にどうしても目がいってしまう。 親としてはどんな気持ちなんだろう。 怒り? 悲しみ? 憤り? 屈辱? なんて、私が考えつくような簡単な想いじゃないんだろうな……。 私にはきっとどうやって親の気持ちはわからない。 分かるのは、どちらかと言うと子の気持ち。 ――ううん。 どうしてここに来たのかという、自分の気持ちだけだ。