何か音がする……。 「うるさいな……」 布団を頭まで被ってハッとした。 ガバッと起き上がる。 「いたた……」 体が痛い。 でも、それどころじゃない。 カーテンから漏れている光で部屋が明るい。……もう朝!? しかも、今の音は……。 『ピンポーン』 ――チャイムだ! 時計を見ると十一時を過ぎている。朝どころか、もう昼前だ。 明るくなった外に焦りながら玄関に向かった。 覗き穴から見ると……やっぱり朋くんだ。 何故かスーツを着ているけど。