次の日も次の日も、夜は家で勉強に励んだ。 勉強に詰まりそうになる頃、大志くんからメールが届く。 大丈夫ですか? 分からなくなったらいつでも聞いてくださいね、なんて。 自分の方が目の前に試験を控えているのに、こっちの心配ばかりしてくれていて。 その温かい大志くんの気持ちに感謝しながら夜遅くまで勉強を続けた。