蒼…蒼…。 「西野先生。上田と…?」 「…石原先生…はい…あたし…」 石原先生はあたしの肩にそっと手を置いた。 「無理しないでくださいね。私はいつでも味方ですから」 「ありがとうございます…」 あたしは校長室に入った。 「蒼…」 やっぱりあたしと蒼の事…。 「西野先生。どうして呼ばれたかわかりますか?」 「…わかります」 「上田くん。わかるかな?」 「はい。わかります」