受信:京哉 《ごめん。別れよう》 そんなメールが届いた翌日の朝。あたしはベットに潜りこんだままだった。 「…うっ……ふぅ…くっ…」 微かにもれる声が部屋中に響く。 震えがとまらない指で、京哉に何度も何度もメールを送っていた。 送信:美愛 《ごめんなさい ごめんなさい 別れたくないよ》 そんなメールを沢山送っていた。 でも京哉からの返信は来ない。