"やっぱり来たか"という気持ちと一緒に まだ気持ちを処理出来ない気持ちが、ため息と一緒に零れた "有難うございました" "好きだった" という過去形で綴られている手紙が何を物語っているか分かる はぁ…遂に来たか もやもやした気持ちを押し殺すようにベッドに身を沈めた 窓からは夏独特の風が吹いて鼻先を擽る 懐かしい想いが波の様に寄せて 自然に目を閉じその波に呑まれていく ―――カノジョと出会ったのは蒼々とした空が一面に広がり 蝉の鳴き声が響いていた… ちょうど今のこの頃だった―――