ピッピッピッピッ… 規則正しい機械音が響いている だんだんと視界がぼやけていく 目の前にはカノジョの姿 『……たね…』 何かを言っているけれど よく聞き取れない 待てよ…何だよっ 必死にカノジョに近付こうと手を伸ばした 「『ーーーーぉっ』」 ピピッピピッピピッピピッ 部屋中に響く目覚ましの音 天井に手を伸ばして"カノジョ"を求めている手がぼんやりと映る 「…夢?…」 まだ夢と現実の狭間を彷徨っている 気だるい身体を起こすと頬に涙が伝わった