ここまで長く一緒にいた人。 今の私にとてつもなく必要な人。 昔の私にとっても大きな存在の人。 なんで、思い出せなかったのだろう。 ――――――――――――… 『さぁ、アリス。 挨拶しなさい。 アリスのそばにいてくれる、チェシャ猫だよ』 『ははははははじめまして、アリス様』 『よろしく』 フルフル震えながら、話しかけてきて。 そんなあなたに、私の興味は最初から剥きだしだった。 『ねぇ、チェシャ猫!』 『チェシャ猫踊ってよ!』 『チェシャ猫おやつ!』 『チェシャ猫~!!』 。