ゆっくりと、目を覚ますと、そこはログハウスの中だった。
チェシャ猫の作ったおうちかな。
そんなこと考えながら、ゆっくりベッドから降りた。
「あ、アリス。
よく寝てたね」
「おはよう…」
…なんだろう、記憶の中で泣きすぎたせいかな、頭がガンガンする。
「それで」
「?」
「次は一体何を思い出したの?」
「今は…
友達の…記憶。」
「…そう」
それから、私たちの間に会話という会話はなかった。
「…ごめん、お風呂入ってくるね」
「うん」
雰囲気に耐え切れなくなった私は、お風呂場に入っていった。
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