「ね…むりひめ…っ」 私はフラフラになった体を、前に一歩踏み出した。 「昔は、むー、と呼んでたじゃない♪ むーと呼んでよアリス」 「むっ、むー…?」 眠り姫の、む、をとって、むー? 私、そんな呼び方してたのか…。 てか、友達の記憶思い出したのに、そうゆうことは思い出してないのか…。 「…むー、何、やって」 「あ、これ?」 自分についた血を指さし、へらっと笑う、むー。 「私ね、本当は、 王子様のキスで目を覚ますはずだったのよ?」 .