「むっ…義高か」

義高様だめ

お父様を怒らしてはだめ

「あ、お父様!!それに秀行仕事お疲れさまです、私と義高様ねかくれんぼしててここに来ちゃたの」

「………」

「そうでございましたか、何かお困りですか?」
家臣の秀行は普通に接してくれたけどお父様と義高様はお互いを見たまま何も話さないの

「ううん、大丈夫よありがとう。さっ、義高様行きましょ」
立ったままの義高の着物の袖を引っ張って行こうとしたらお父様が先に向こうに歩いて行ったの

その帰り際に

「その血大切になされよ」