「義高様、もうご用はすんだの?私ちゃんと待つから心配しない―」

ギュッ…

言葉をさえぎられる様に私は抱きしめられた

息が少し出来ないくらい強く…

「姫、僕はもうどこにも行かない。姫を一人にしないから…約束する」

「本当に?義高様私もうわがまま言わないからご用とかしてきていいんだよ」

「姫はそんな事気にしなくていいんだ!!僕はずっと姫の側にいる愛してるから…」

「義高様…私もね義高様が大好きなの」

私も義高様をギュッと抱きしめた

この義高様の暖かさを匂いを忘れたくなかったから