私が呆然と立ってると、景明が
「さぁ、姫様屋敷に戻りましょう。皆心配をされてます」





いや

いや、いやよ


義高様とずっと一緒にいるって約束したもん

「私も行く!!義高様と行く!」

そう言って景明が乗ってた馬を乗ろうとしたの、

身体を馬の背に乗せようとした瞬間馬が立ち上がってしまい私は頭から落ちてしまった

「姫様ー―――」

薄れる記憶の中で侍女や景明の声が聞こえた。

いやだ…


お願い……



義高様…置いてかないで…