次の日。

ガタッ――

「姫様?お目覚めですか?」

乳母が襖を開けた

おかしいわ、いつもならお声がかかるのに

それに、この時間にはいつもお目覚めになられてるのに

「姫様?お身体の方はいかがですか?」
姫様は目を閉じたままで…まるで息をしていないよう

「姫様?どうなさ――」

身体が冷たい!!息をしていない!!

「誰か!!薬師を呼んで!!それに殿様と奥方様も!姫様が――」