――――――――、 あたしが教室に着くと、もう桜井くんは席にいて、いつものように女子に囲まれていた。 そんな光景を見ると、さっきのことが夢のように思えてくる。 自分の席に手をつき、ぼーっとしていると、田上が話しかけてきた。 「おす!! どーしたの、座れば??」 「あ、うん。」 あたしはまだ上の空のまま席に着いた。 「ねー瀬良!! 何をそんなにぼーっとしてんの?? 好きなやつでもいんの??」 …え?? 「はぁ!? 違うけど!!」