舟橋の後に続き、 美果、隼人の所へ行くと 最後にあたしの所にも来た。 妙にドキドキ高鳴る心臓。 「久しぶり、美優ちゃん」 出逢った時と変わらない笑顔。 そんな笑顔に戸惑いながらも あたしは小さく頷いた。 「これからよろしくな」 堀北くんはそう言うと あたしの席から離れた。 …普通、だった。 全然何も変わらない態度。 意識しすぎだったのかな、あたし。