あたしの母親は酒飲みで明けても暮れても酒の臭いがしてた。

アルコール中毒依存症・・・


覚えている事。

園の迎えは姉だった。

酔ったせいなのか、らっきょが白いご飯の代わりに よく出てきた。

昨日と同じ服なんて当たり前。清潔感のない子供だった。

男を家に連れ込んでは私たちに握らせるものは500円。

暗黙の了解で外に・・・行くところなんてなかった。

綺麗な花を見せてあげたくて持って帰ってもゴミ箱の中・・・

いっぱい聞いて欲しいことは背中に話してた。

酒の飲みすぎでちゃんと歩けずボットン便所にも よく はまった。

磨いてくれない歯は虫歯だらけだった。


いつもいつも親の顔色を窺ってた。

家にも外にも何処にも居場所なんてなかった。

きっと母親が あたしに取った態度、向ける視線は、今よくある虐待。

痛くても泣いたらアカン。口の中を いっぱい噛んでた。

今でも噛む。癖のように・・・


でも何でやろ・・・そんな母親やのに愛情を求めてた。